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2006年7月27日 (木)

Cynar(チナール)

今日は、カクテルリサーチ。

最近少しずつではあるが、カクテルが動いている感じがしているのと、ミクソロジーなんという言葉がでてきて、フルーツや野菜を使った体によさそうな甘くないカクテルも人気になってきている。

今日試したのは、フレッシュマンゴー&ウォッカ、パプリカ&バジル&ウォッカ、桃のマティーニどれも、リキュールやシロップの使用を最低限に押さえ、素材の風味を生かしたさっぱりとした味わいになっているのが特徴。食事とともに飲んでもよく合う味わいです。

ほのかな上品な甘さがあるが、おそらくベルベデールというスーパープレミアムウォッカからの味であろうと思います。非常に洗練されたピュアな甘みが印象的です。

他にも、metromintというペパーミントフレーバーの水なんかも用意してあり、これも、おもしろそうな商材で、いろいろ使い道がありそうです。

そんな中、同行してもらったここの店の店長から、教えてもらったのが、Cynar(チナール)という薬草系のリキュール。アーティチョークを主原料にしたイタリアの伝統的なリキュール。

たまたまボトルだなにあったので、頼んだところ、そこのバーテンさんが、待ってましたとばかりに、日本のチナールを持ってきて、「これが80年代のチナール、こっちが最近のチナール。味がぜんぜん違うんですが、どちらにしますか」と聞いてきました。こういわれて、「じゃあ、最近のやつ」というわけはなく、もちろん80年代のほうをオーダーしました。

人生初チナールを心待ちにしていると、「こちらが、80年代でこちらが、最近のやつです。」親切に最近の方もショットグラスに入れてもってきてくれました。飲むと、やはり80年代のほうが旨い、最近のやつは、すこし堅くドライな感じがしました。

その味わいはというと、一発でほれ込みました。最初の印象は、ドクターペッパーのような感じですが、口当たりはヴィンテージポート、次にシェリーのようなクリアな感じ、そして、後味は、、、漢方。いつも調合してもらっている奥沢回生堂薬局漢方と同じ味。ドリルのように苦味がぐっと入っていきます。酒を飲んでいるのに、体が目覚めていくような、酔いがさめるような、不思議な感じでした。

苦いのにうまいというのは、すこし変な感じがするかもしれませんが、確かに旨かったです。食事にもあわせやすいし、食前にも食後にもいける万能の酒です。

そういえば、15年も前は、カンパリは薬臭いといってあまり飲まれなかったけど、最近はカシスと並んで人気の味になりました。リカールやベルモット、リレなど、昔はちょっと嫌われていた薬草系のヨーロッパリキュール。そろそろ脚光を浴びるんではないかと思った夜でした。

そういえば、幻の梅酒「星子」も、そのプロデューサーである外苑前のデニーさんが「これは梅酒ではく、リカールなんかと同じ薬草酒なんだよね」と言っていたのを思い出す。そう、デニーさんの店では、星子をクラッシュアイスミストで出していました。

クラッシュアイスミストでほろ苦の薬草系リキュール。

大人の女性にぴったりですね。

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2006年7月26日 (水)

蒲田

久しぶりに蒲田に降り立ちました。

蒲田といえば、私が社会人になったばかりのとき、よく来ていた場所です。

東京の下町というと、浅草や深川や千住など、東側に目がいきがちですが、この蒲田は西の下町といえます。

町を歩いて気づくことは、おばさんが多いということです。しかも、自転車の。そしてチリチリっとしたパーマで、スパッツははいていたりしています。ラメも、、どこかでみたおばさん。。そうです、関西にいがちなおばさんが多いのです。(蒲田の方すみません。。あくまで、今日の蒲田です。。。。)

他には、スーツの人があまりいない。フラフラしているおじさんが結構多い。(これは川崎も同じ)以外と若い人が多い。飯屋が安い。チェーン店がすいている。古い老舗の店が流行っている。店員とお客さんがよく話をしている。。。などなど。

これは、以外と北千住や綾瀬あたりにも当てはまる下町の法則というところでしょうか。

「蒲田村」

と蒲田で商売している人自身がよく言ってました。

東京でも、横浜でもない、ここは「蒲田村」なんだと。

「難しいよー、蒲田村で商売するのは。。」その言葉がなんとなく骨身にしみた夕方でした。

もつ焼一平という店が群を抜いてこんでました。

今度必ず行ってやるぅ。

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2006年7月22日 (土)

休まるお店

一人でぐんぐん飲食店に入っていってしまう私にとって、特に「一人飲み」というのは、珍しく思わないのですが、結構、珍しがられていましたが、最近は少し事情が変わってきたようです。

最近は、女性の一人飲みというのが、だんだん増えてきているそうです。

この辺を以前、新聞が分析していましたが、最近のOLさんは、派遣社員の方も多く、また、業務自体が以前のように集団で行うものではなく、PCを利用した「個」でできる業務に変わってきていたりして、職場に一緒に食事をして帰る同僚がいなかったり、なかなか時間が合わなかったりということが理由ではないかとのことです。

もちろん夕食をとるのに、持ち替えり弁当や、定食やさんということになるのでしょうが、毎日、オリジン弁当や、大戸屋というのも味気ないのでしょう。かといって、パスタやさんも、飽きてくる。

でも、一杯飲み屋はさすがに入りにくいし、、ということで、まあ、最近ですと、スペインバルや、オシャレな立ち飲みやさんが、この辺にニーズを満たしているようです。

「今日がんばった自分に、おいしいお酒と料理でちょいと一杯!」ということでしょう。

形は違うものの老若男女限らずこういう欲求はあるようです。

私がたまにリラックスのために行く近所のバーも、最近は女性の一人客の方が多くなっています。

グラスワインとつまみ片手に本を読んでいる人や、女性のバーテンさんと気楽に話している人など。こういう働く女性一人一人がリラックスして、お酒と料理を楽しめる店というのも、良いなーと思ったりします。

この店も日本酒好きの一人OLさんのご来店が増えています。

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2006年7月20日 (木)

老舗

老舗というのは、比較的不便な場所にある。

駅前に老舗というのはあまり聞いたことがない。

老舗になると、「その不便なところがいいんだよ。」というように、不便さが、ひとつの付加価値にすらなることがありますが、営業してきた先代や先々代は、おそらく、もう少し便利なところにあればなーと思っていたと思います。わかりませんが。

老舗が不便なところにあるというよりも、むしろ、不便なところにあったから、老舗になることができたのではないかと思います。

「頑なに伝統の味を守りつづけて。。」というのも、不便なところに立地していたからできたのではないかと考えます。

どういうことかといいますと。

良いと立地というのは、まあ、何業にとっても良い場所なわけです。ということは、ある程度儲かった段階で、違う商売に鞍替えしようかとか、再開発で立ち退きして、違う商売始めようか、とかビル建てて大家さんになろうかとか、まあ、いろいろな選択肢が広がるわけです。

また、もちろん、いい立地とうのは、ライバルが出現しやすいわけです。新しい開発ビルにそんなにおいしくはないが、自分のところより少し安いチェーン店が入ってきたりすれば、店顧客の8割を占める浮動客が、一時的にとはいえ、そちらに流れていってしまうわけです。そうなると、自信もなくしますし、そろそろやめようか。。ともなるわけです。

そんな中、立地の悪い場所の店は、そもそもあまりよくない場所ですので、違う商売に鞍替えしたところで、そんなによくなるとの思えないわけですので、そんなリスクをとってチャレンジするよりも、まあ、ここまでやってきたのだから、このまま続けようということになるわけです。

また、そんなにいい場所ではありませんから、チェーン店の出店ターゲットにはならないわけで、大手の攻撃をうけにくい。たとえ、比較的近くにチェーン店が攻撃をしてきても、もともと、悪い立地で、浮動客より、ちょっと変わったファン客の比率が多いですから、あまり影響を受けないわけです。

なので、あまり、大きな変化をせず、ファン客にからの要望などの、ミクロなマーケティングに対応し、比較的小さな変革によって長らえることができ、いわゆる老舗化していくのではないかと思います。

まあ、こんなことを考えても何の得にもならないのですが、、

この店がなぜ、老舗としてここまで支持されているか?というようなことを考えるとき、ただ、「そんなに味はおいしくないのに。」とか「こんな場所で。。」と不思議に思う前に、そういう流れではからずとも老舗になってしまっているということもあると認識するだけでも、違ったものの見方ができるのでは。と思います。

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2006年7月18日 (火)

先輩の金言

昔の書類を整理していたら、先輩が語った言葉がでてきました。

「もうけてやろうと思ったら、必ず食らう。

人に喜んでもらえることを好んでやる。

人に喜んでもらえる店をつくることによって世界平和に貢献する。

グチをいいあう店ではなく、食事や酒のことを語って、

活力になる店をつくる。」

その頃はよくわからなかったが、少しは、わかってきたような気がします。

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2006年7月13日 (木)

蒸し暑い日は泡に限る

蒸し暑い日が続いています。

おかげで、ビールの出がよくなっています。

日本の夏のこの蒸し暑さが、日本のビール消費量をおしあげているのは間違いありません。

ここまで、蒸し暑くなければ、そう、せめて湿気さえなければ、冷えた白ワインでも、冷酒でもいいんです。スパークリングワインのような、若干の甘みと酸ときめ細かいあわ立ちも、カラっとした暑さならいいんです。

でも、この蒸し暑さの中では、赤ワインはおろか、シャンパンの気品のよい複雑味も、白ワインの繊細な酸も、冷酒の粋も、、、すべてあのビールの強力な炭酸と苦味がのどをすり抜けていく快感と、胃に到達したあとのなぜかわからないが目が潤む快感の前では、はるか遠くにかすんでしまいます。

うちのお店のビールは、サントリー ザ プレミアム。

売れているそうです。私も大好きです。二杯目がいけるビールとでもいいましょうか。

お店でも「ビールがうまいね」とよく、お客さんから褒められるそうです。

店のみんなも、最高の味わいと泡立ちになるように、サーバーの洗浄や、グラスの洗浄、注ぎ方など、きめ細かいチェックをしています。

お店の生ビールの旨さは、メーカーさんとお店の二つの努力が実って、お客様に伝えられるものなんですね。

新聞によれば、ビール系飲料の部門のシェアでサントリーさんがサッポロさんに史上最も接近したとのこと。もう完全に射程圏でしょう。

ウィスキーはじめ、ワインやカクテルなど、強力なマーケティング戦略と高度な開発技術で市場を確実にものにしてきたサントリーさんが、唯一後塵をはいしていたのがビール部門。何度も何度も勝負をかけるも、長い間、苦労されていました。

そして、ついにサッポロさんの完全に真後ろにつきました。

この執念たるや、本当に恐れ入ります。

あきらめないことの大事さとすばらしさを教えていただきました。

そんな、執念と情熱のビールが、ザ・プレミアムです。

この情熱をお客様に伝えられるよう、がんばっていきたいと思います。

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2006年7月10日 (月)

真鴨堂の昼御膳

お昼しか外に出れない奥様方や、お昼から秘密のデートをされる自由人の方々や、粋な昼接待を企むビジネスマンの方々からのかなりマニアックなご要望にお応えして。。

本日より昼御膳をはじめました。

いわゆる「ランチはじめました!」ではないので、あまり安くはありませんが。。

夜と同じものをお出ししておりますので、その辺はご了承ください。

もちろん、お酒(ワイン・焼酎・日本酒・梅酒)も昼からフルラインナップでご提供いたしますので、、お昼から、時間を忘れたひとときをお楽しみいただけます。(地下なので心おきなく。。)

詳しくはこちら。。http://r.gnavi.co.jp/g896302/menu1.htm

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2006年7月 6日 (木)

道行く人の笑顔

前職のワイン屋のころからでしょうか。いやいや、学生時代、横浜のパブでタンバリンたたいていたころからでしょうか。

私にとっての夜の街は、おおいに我を忘れリラックスする場所ではなく、いろいろ考察する研究所であり、それを表現する仕事場であります。

ですので、いつも辺りをきょろきょろみたり、お店に入っても、ワインリストや焼酎リストを見て入れている業者を想像したり、店員さんの動きを見たり、メニューから厨房の様子を想像していたりとしているので、結構忙しいのですが、帰りに駅に向かうときだけ、リラックスした気持ちになれます。

道行く人の笑顔。

楽しそうに歓談するグループや、寄り添うカップルの少し赤ら顔の笑顔。

明らかに、夕方の同じ町にはなかった笑顔が、朝顔(夜顔?)のように、そこらじゅうで花開きます。

この笑顔の花壇を、いつの頃からか少し離れたところから鑑賞するようになっているようです。

そしてその時が私にとってとても心休まる平和な瞬間です。

今夜のこの笑顔のための一端をわずかながらでも自分が担えたことをうれしく思い、帰路につくのです。

もう何年も。

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2006年7月 5日 (水)

東京レストランファンド

東京レストランファンドの案件が、ようやく決まりました。

場所は赤坂。業態は鉄板焼でいきます。

なかなかキャラのあるビルの1FからB1Fの吹き抜け。開放感があり、いい感じです。

楽しい店づくりが、また始まります。

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2006年7月 3日 (月)

ロゼワイン

タベルロゼ。

本当に久しぶりに飲みました。

昔、まだ、赤ワインよりもロゼワインが売れていたころ(10年そこそこ前の話ですが。。)、ロゼワインといえば、マテウスロゼかロゼダンジュ。どちらも甘口のロゼワインで、1000円以下のワインでした。

これより高いロゼワインというと、プロヴァンスロゼか、このローヌのタベルロゼ。この二つのワインは「辛口」表示。今では辛口嗜好ですが、当時はワインといえば、完全に甘口嗜好。白ワインでも、ドイツの甘口ワインが輸入ワインのなかでトップのシェアを誇っていた時代。ロゼももちろん甘口が支持されてました。(繰り返しになりますが、せいぜい10年そこそこ前の話。)

辛口のなかでも、このタベルロゼは、本当に売れなかった。なぜか?

高い割りに、辛いし、タンニンが強い。。

赤ワインが忌み嫌われていた時代。タンニンが強いことは1mmもウリにはならなかったということです。

ところが、、久しぶりに飲んだタベルロゼ。旨いです。

このタンニンがいいです。ビシっと切れるドライ感もいいです。変な赤ワインよりバランスはいいし、夏の日本の料理にはあいますね。

「ロゼ・ド・レテ」

「夏のロゼ」という意味。いつも時代の先を行き過ぎる私の古巣の会社の「能勢さん」が、5年前、「フランスのセレブは夏浜辺やカフェでロゼを飲むんだぜ。」といって商品までつくってしまって、まったく売れなくて、たたき売った覚えがあります。

能勢さん、そろそろ来ましたよ。「夏のロゼ」。ワインに慣れ親しんだ人から、すこしずつ、この楽しみを知るでしょう。

イタリアでは一足先のロゼワインブームだそうです。

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先日、心療内科の村上正人先生の講演を縁あって聞きにいきました。

心療内科というのは、精神科とは違い、あくまで現れる症状に内科的観点から原因を探り心の領域までその治療範囲を広げていっているということです。

興味深い話として、tvにも出演されている著名な弁護士先生が、原因不明な腰痛を患ったところから、うつ病にまでなってしまったという話がありました。

そもそもは単なる腰痛。(この単なる腰痛というのも、原因はよくわからないんだそうです。どの神経とどの神経がどうなって痛くなっているかという説明はつくそうなんですが、なぜそうなったかはよくわからないんだそうです)それを忙しさ故にそのまま放っておいてそうです。すると、何かの節目節目に必ず腰痛がでてきたそうです。そのたびに病院にいくが、よくわからないということで、痛み止めと湿布をもらってとりあえずしのいでいたそうです。

だんだんと腰痛がでてくる頻度が増えてきたとともに、仕事への気力がうせて、引きこもるようになっていったそうです。そして病院にいったところ、「うつ病」と診断されたそうです。

そこで、抗うつ剤を服用したところ、なんと腰の痛みがほとんど消えてしまったそうです。

腰痛とうつ病とはまったく原因のことなる病気のように思えますが、実は深く結びついていたというお話でした。

私の以前の帯状疱疹なんかも、こういうサインだったんだろうなと思います。

「みしらせ」という考え方があって、家族や職場など自分のまわりに何か病気や、災いがあった場合は、「何かのサインですよー」というもの。

私は結構これを信じていて、特に子供が風邪を引いたときや、事故にあいそうになったときなど、「最近無理しすぎてないかな」とか「かみさんと会話してないな」とか「最近エゴがでていたな」とか、反省するよい機会と思って前向きに対処するようにしています。

かみさんが事故ったり、ものを壊したときなどは、結構ヘビーで、「かなり怒りが宿っているな」と恐れながらも、怒りの原因を鎮めるようにしたりします。。。

心・技・体すべて健全に過ごさればよいのですが、人間ですので、やはりバランスを崩します。バランスを崩しているなということを、病気や、災いでいろいろ気づかせてもらっていると思って、日々前向きに精進していきれば、すばらしいなと思います。なかなか難しいですが。。

村上先生の著書はこちら↓

http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30872520

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