Cynar(チナール)
今日は、カクテルリサーチ。
最近少しずつではあるが、カクテルが動いている感じがしているのと、ミクソロジーなんという言葉がでてきて、フルーツや野菜を使った体によさそうな甘くないカクテルも人気になってきている。
今日試したのは、フレッシュマンゴー&ウォッカ、パプリカ&バジル&ウォッカ、桃のマティーニどれも、リキュールやシロップの使用を最低限に押さえ、素材の風味を生かしたさっぱりとした味わいになっているのが特徴。食事とともに飲んでもよく合う味わいです。
ほのかな上品な甘さがあるが、おそらくベルベデールというスーパープレミアムウォッカからの味であろうと思います。非常に洗練されたピュアな甘みが印象的です。
他にも、metromintというペパーミントフレーバーの水なんかも用意してあり、これも、おもしろそうな商材で、いろいろ使い道がありそうです。
そんな中、同行してもらったここの店の店長から、教えてもらったのが、Cynar(チナール)という薬草系のリキュール。アーティチョークを主原料にしたイタリアの伝統的なリキュール。
たまたまボトルだなにあったので、頼んだところ、そこのバーテンさんが、待ってましたとばかりに、日本のチナールを持ってきて、「これが80年代のチナール、こっちが最近のチナール。味がぜんぜん違うんですが、どちらにしますか」と聞いてきました。こういわれて、「じゃあ、最近のやつ」というわけはなく、もちろん80年代のほうをオーダーしました。
人生初チナールを心待ちにしていると、「こちらが、80年代でこちらが、最近のやつです。」親切に最近の方もショットグラスに入れてもってきてくれました。飲むと、やはり80年代のほうが旨い、最近のやつは、すこし堅くドライな感じがしました。
その味わいはというと、一発でほれ込みました。最初の印象は、ドクターペッパーのような感じですが、口当たりはヴィンテージポート、次にシェリーのようなクリアな感じ、そして、後味は、、、漢方。いつも調合してもらっている奥沢回生堂薬局漢方と同じ味。ドリルのように苦味がぐっと入っていきます。酒を飲んでいるのに、体が目覚めていくような、酔いがさめるような、不思議な感じでした。
苦いのにうまいというのは、すこし変な感じがするかもしれませんが、確かに旨かったです。食事にもあわせやすいし、食前にも食後にもいける万能の酒です。
そういえば、15年も前は、カンパリは薬臭いといってあまり飲まれなかったけど、最近はカシスと並んで人気の味になりました。リカールやベルモット、リレなど、昔はちょっと嫌われていた薬草系のヨーロッパリキュール。そろそろ脚光を浴びるんではないかと思った夜でした。
そういえば、幻の梅酒「星子」も、そのプロデューサーである外苑前のデニーさんが「これは梅酒ではく、リカールなんかと同じ薬草酒なんだよね」と言っていたのを思い出す。そう、デニーさんの店では、星子をクラッシュアイスミストで出していました。
クラッシュアイスミストでほろ苦の薬草系リキュール。
大人の女性にぴったりですね。
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