メーカーズディナーvol.8とvol.9
Vol.1の「澤屋まつもと」さんからスタートした「匠メーカーズディナー」ももうすぐ10回を数えるほどになりました。
これも一重にご参加いただいたお客様、ご協力いただいた生産者の皆様のおかげでございます。この場をかりて改めて感謝申し上げます。
皆様の期待に応えられますよう、今後もより内容を磨いて展開していこうと思います。今後とも応援のほどよろしくお願い申し上げます。
さて、7月はVol.8とVol.9二週連続での開催となります。今回は日本ワイナリーの単独開催となっております。どちらも実力派でダンディなワインメーカーの方です。リラックスした雰囲気の中で美しく清清しい葡萄畑に思いを馳せながら、素敵な一夜をお過ごしいただければと思います。
7月12日は赤坂MADOyにてシャトーメルシャンより新ワインメーカー鷹野永一氏をお迎えして、シャトーメルシャンのラインナップとこれにあわせた鉄板焼きのマリアージュコースをお楽しみいただきます。http://www.makersdinner.com/archives/756867.html
7月19日は関内軍鶏郭茶寮にて、シャトレーゼワイナリーより、戸澤一幸氏をお迎えして、軍鶏と野菜を使ったマリアージュコースをお楽しみいただきます。http://www.makersdinner.com/archives/756927.html
どちらの会もそれぞれのワイナリーのそれぞれのワインにあわせて、よりワインの個性が引き立つようなディナーをご用意してまいりますので、お楽しみに。
さあ、さて、さて、土曜日に総料理長と19日の料理についてテイスティングしながら打ち合わせをしてまいりましたので、その報告をさせていただきます。
「シャトレーゼワイナリー」
シャトレーゼというと、そう郊外にお住まいの方はピンとくるかと思いますが、「工場直送のケーキ屋さん」で有名です。なぜ、そのケーキやさんがワイナリーを??と思い調べてみましたところ、、もともと創業者が山梨出身で昭和30年に甲府に今川焼きの店をはじめたのがシャトレーゼのスタートなのだそうです。その後一代で事業拡大を行い現在FC含めて500店のグループに発展したのだそうです。HPを見るとわかるのですが、社長や創業者の顔や名前も外にでていないので、どういう方かはわかりませんが、相当なヤリ手な方なのでしょう。
そして、地元産業の活性化に人肌脱ぎたいと、現在のシャトレーゼワイナリーを創業、2000年より本格的な山梨ワインの製造を始めています。
このワイナリーの特徴の一つは、「自社畑比率の高さ」。
周到な準備をもってスタートしたのでしょう。勝沼でも「優秀」といわれているエリアに多くの自社畑を所有し、ワイナリー自らが細心の注意と熱意をもってその自社畑の葡萄の管理を行っています。
その葡萄作り、ワイン造りの総指揮をとって、目が覚めるような秀逸なワインを世に送りだしているのが、今回のゲスト戸澤一幸氏。
山梨大の出身で、同期には小布施の曽我さんや、山形の高畠さんなど実力派ワインメーカがおります。
戸澤さんはシャトレーゼワイナリー立ち上げより参加しており、そういう意味では、あらゆるワイン造りにたいする理想を畑やワイナリーに実現しているのではないでしょうか。当人もシャトレーゼ立ち上げ以前には、ルバイヤートにてしっかり修業を行っており、まさに準備満タン、用意周到に着実に帆をすすめているといった印象です。
さて、そのワインたち。。シャトレーゼワイナリーのコンセプトの「真心こめて丁寧に」をまさに具現化したそんなすばらしい味わいでした。
少しだけテイスティングコメントと総料理長と語ったマリアージュのヒントをご紹介いたします。
1.勝沼ソーヴィニヨンブラン
これは驚きました。これはフランスのワインです。カリフォルニアよりかなりフランスに近いエスプリのきいたソービニヨンブランです。香りはシトラス(でも少しだけ柚子のような和柑橘のニュアンスがあり、やっぱり日本なんだと納得してしまいます。)と驚くべき、シッティーな香り。(そう、サンセールのコメントに登場するネコのおしっこといわれるアレです。日本のワインにこの香りがあるとは!?)そしてミネラル感。余韻は短いものの、旨味も程よく、酸もほどよく。。日本食にあうだろーこのバランス感は!という感じです。
ワサビや香野菜、そして笹身を少しスモークしたのとあわせて、、「あー絶対あう!絶対あう!」と総料理長と大興奮でした。
2.等々力シャルドネ
うぉー、ミネラリー~。そしてアロマティク~。これはたまらん。こういうシャルドネが日本でできるんですね~。これはシャブリですね。等々力というと、ど勝沼じゃないですか。最近温暖化なんやで暑くなりすぎて、、何て話聞きますが、そんな暑いエリアのワインとは思えない味わいです。んー秘密が知りたい。料理は、「甲殻類ですね」って料理長!軍鶏の店ですよ、軍鶏の店。。ということで、たっぷりミネラル野菜でいきますか。シャキシャキ、ほろ苦で。
3.甲州シュールリー2006と2007
2006年は甲斐ヴァン受賞ワイン。さすが、香りから酸、旨味、苦味、ボディ、と流れるようなバランスのよさ。まったくいやみのない、スムースな味のリレーを楽しめます。味も多く、飽きません。2007は、、なんだ、このトマトの香り。甲州にこんな香りがあるんですね。2006より香りは控えめ、酸や旨味の控えめ、よりなめらかな感じ。2006年より、少し女性的な甲州です。2006年は少し脂のあって歯ごたえのある火を入れた鳥と、2007年は、、フルーツトマト。これはよく合いました。健康的な味わいですよ。
4.マスカットベリーA 樽熟成
マスカットベリーAらしからぬベリーA。ボディがあります。ボルドースタイル、、というより、カリフォルニアのイメージです。充実感がありますね。この甘辛の感じは、味噌味がいいですね。鳥の旨みのつまった鳥味噌でジューシーなつくねなど、はふはふっと。。。
5.キュベエステート
これはレストラン限定ワインのため、一般では買えません。見た目からして、威風が違います。注いだ瞬間に、おおっていうほどよくこなれた感じの色調。色みただけで期待感バリバリです。香り、、ひえー。これフランスだわ。この良いフランスワイン特有の「ナマイキ」な香り。。その香りの正体はわかりませんが。味わいはというと、、これ、本当に日本のワインなのかねえと疑ってしまうほど。。うーん、秘密が知りたい。なぜこの味になるのか。会って聞かなくては。。
ということで、皆様より一足お先にテイスティングと「エア・マリアージュ」を行いました。どのワインも非常においしい!&緻密な味わい。まさに「真心こめて、丁寧に」な味わいでした。
私たちも当日に向けて、「真心こめて丁寧に」準備して、皆様にとって、よい一夜になるようにがんばっていきたいと思います。
乞うご期待!
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